お金に困った際には、市役所からお金を借りることも可能です。
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目次
市役所からお金を借りることができる?!
お金に困り果てた時、最悪の場合市役所からお金を借り入れすることができます。
普段納税や保険などの相談を行うための市役所でお金を借り入れすることができる?と驚く方が多いかもしれません。
しかしこれは嘘ではありません。
市役所や区役所でお金を借りる時は「生活福祉資金制度」を利用します。
この制度は過去の借り入れ実績が悪く、消費者金融や銀行系カードローンに申し込みをしても審査が通らないかもしれない、そんな方なども受け入れしてくれる支援制度となります。
銀行系カードローンは審査が特に厳しいですし、消費者金融は金利が高くリスクが大きい借入れ先となります。
そのような理由で借り入れに躊躇している方はこの生活福祉資金制度利用してみるのも良いかもしれません。
生活福祉資金制度とは?
生活福祉資金制度とは、社会福祉制度の1つとなります。都道府県社会福祉協議会が運営を行っており、各都道府県の市町村に設けられている社会福祉協議会が窓口となります。
通常この窓口は市役所や区役所の中の保険福祉課の中などに併設されています。
生活福祉資金制度はお金の貸付だけでなく、生活における相談や支援も行っています。
お金だけでなく、精神面での支援にも力を入れています。
生活福祉資金制度の種類
生活福祉資金制度には下記の4種類があります。
- 総合支援金
- 福祉資金
- 教育支援資金
- 不動産担保型生活資金
これらの資金は、用途により分類されます。
こちらは利用者の在宅福祉や社会復帰を図ることを目的としています。したがって、誰でも借り入れできると言うわけではありません。
制度を利用するにはいくつかの条件があります。
借入れを望む場合は住居地域の社会福祉協議会に問い合わせてみると良いでしょう。
市役所からお金を借りるための条件
上記にもしましたが市役所からお金を借り入れすることは、ある条件が揃わないとできません。
制度を利用できる必要条件を下記します。
1.低所得世帯
市役所からお金を借り入れすることで、独立した生活を送れることができるだろうと協議会に判断された場合、借入れ条件をクリアすることとなります。
また、銀行や貸金業者からの融資が困難だと判断された世帯の方は借り入れを行うことができます。
2.高齢者世帯
日常生活で、介護を必要とする高齢者の世帯65歳以上の高齢者世帯であることが条件となります。
3.障害者世帯
身体障害・精神障害者保健福祉・療育手帳の交付を受けている方がいる世帯は貸付を受けやすくなります。
生活福祉資金制度の目的は生活に困っている方を支援して社会復帰させることを目的としています。よって、銀行や貸金業者からの多額な借金がある場合は債務整理を行ってから申請するようアドバイスされます。
このように、ただ単に生活に困窮していると言う理由だけでは貸付の審査を通過する理由とはなりません。
申し込みを行う際は、もう一度条件を確認しましょう。
生活保護・失業保険を受けている方でも借り入れできるか?
市役所からお金を借り入れする際、生活保護や失業保険を受けているタイミングでも可能でしょうか。
生活保護や失業保険と並行してお金を借り入れできれば、受給者の生活はさらに楽になります。
結論から言いますと、生活保護の場合は生活福祉資金制度との併用を認められています。生活保護受けているということは、通常では考えられないほどの生活困窮・それに対する精神的疲弊を生じている状況であると判断されます。そのため生活福祉資金制度との併用が認められるようです。
しかし失業保険の場合は、生活福祉資金制度との併用は認められません。
よって失業保険の受給資格がある方は失業保険を受給することを優先的に勧められます。
しかし、ハローワークで求職活動をしているが失業保険の対象外となり保険金を受け取れない方は生活福祉資金制度を利用してお金の貸し付けを受給することができます。
まとめ
生活福祉資金制度は銀行や貸金業者が行っている金融商品と全く異なるものとなります。
一般的に、銀行や貸付業者は収入のない形の借り入れは難しい現場にあります。
しかし生活福祉資金制度は無収入の方でも貸し付けを受けることができます。
生活に困った方をサポートする制度なので失業保険を受けることができない無職の方は基本的に貸付の対象となるわけです。
生活福祉資金制度の貸付金利は破格の低金利、1.5%(連帯保証人がいる場合は無利子)となります。
銀行や貸金業者でお金を借り入れすることができない…と悩んでいる方は条件を確認した上で市役所へ行き借り入れの申し込みを申請することをお勧めします。
また、生活福祉資金制度はまだまだ認知度が低く、国民のほとんどの方にまだその存在や詳細を知られてはい支援制度となります。
利用できる方は是非お試しください。
銀行や貸金業者と比較するとかなりお得な借り入れを行うことができます。
しかしこれはあくまで役所から借りるお金。
保険金などの「給付」と勘違いする方も多いようです。
生活福祉資金制度を利用して借り入れしたお金は必ず返済しないといけないものなので、その点も十分注意して申し込みを行いましょう。