よく金融関係のホームページなどを見ているとブラックリストまたはブラックなどと言う言葉を頻繁に見かけます。
しかし厳密には金融機関においてブラックリストのような帳簿やデータシートなどは存在しません。
ではお金に関するブラックリスト(ブラック)とはどのような人を指すのでしょうか。
またブラックと呼ばれる人たちでも即日融資を受け入れる借入先は存在するのでしょうか。
※本ページにはPRが含まれます。
ブラックリストになる理由
ブラックリストとは、信用情報機関において過去の返済履歴に問題がある場合、注意人物として取り扱いされることを指します。
スナックやバーで酒に酔い、お客さんやお店に迷惑をかけた方が出入禁止になるのと同じようなものです。
では、どのような理由でブラックリスト扱いとなってしまうのでしょうか。
それには下記のような理由があります。
- 自己破産した履歴がある
- 任意整理した履歴がある
- 個人再生をした履歴がある
- 延滞を繰り返している
- 過払い請求をした履歴がある
このように、債務整理(過払金請求・自己破産・新整理・個人再生)を行った場合、ブラックリストに載ってしまいます。
この中で特に印象が悪いのは自己破産をした場合です。
自己破産をした場合は、手続きから10年以上クレジットカードや新たなカードローンの契約ができなくなります。
また、余談かもしれませんがブラックリストにはもう一つ種類があります。それが「申し込みブラック」と呼ばれているものです。
短期間に複数社回借り入れの申し込みを行った場合、この借り入れブラック状態となりどこへ借り入れの申し込みをしても断られてしまいます。
焦って複数社に申し込みを行ってしまうと、「よほどお金に困っている人」という見られ方をしてしまい、返済能力への期待が薄まってしまいます。
お金に困っても借入先は一緒に絞り、申し込みを行うようにしましょう。
ブラックになっているかどうかは確認できる?
万が一ブラックリストに載ってしまったとしても、借入先に問い合わせたところで絶対に教えてはくれません。
しかし、いくつかの借入先に申し込みをして軒並み審査で落とされた場合はブラックリスト入りしている、と判断しても良いかもしれません。
ブラックリストに載ってしまった場合、新たな借入先に申し込みをしても次から次に断られてしまうだけです。
借り入れを断られると、その情報も信用情報機関で管理されてしまいます。
何事もないのに審査に落とされた場合は、ブラックリストに載っている可能性があることを疑いましょう。
またどうしても気になる場合は、信用情報機関に直接問い合わせてブラック扱いとなっているかどうか確認することです。
利用料は取られますが、自分がブラックリストに載っているかどうかを確認する1番確かな方法となります。
ブラックリストに載っても借入できる!?
通常ブラックリストに載ってしまった場合は、5年~7年、最長で10年間は新たなクレジットカードやローンを組むことができなくなります。
しかし、どうしてもお金が必要となったとき、貸し出ししてくれる業者がないわけではありません。
しかし借り入れできる条件が幾つかあります。
それは
しっかり働いていかどうか、ブラック後の返済実践、連絡手段の有無という3つのことです。
ブラックとなってからもしっかり働いていれば安定した収入を得ることができます。
債務整理などで手続きを行いブラックとなってしまった後も、しっかりと残された借金を返済しているかどうかも大切なポイントとなります。
また、新たな借り入れをしても電話と連絡手段がない場合は、逃げられるリスクが高くなります。
これらの条件をクリアしていればブラックリストに載った方でも新たな借り入れを行うことが可能です。
ブラックリストでも即日借り入れできる借入先
ブラック扱いとなっても、上記の条件を満たしていれば、借入先によりキャッシングやカードローンを新に利用することができます。
借入先としては中小企業タイプの審査が緩めの消費者金融です。
大手消費者金融などは比較的審査を厳しく行うので、ブラック状態で申し込みを行うとほぼ100%に近い確率で審査落ちしてしまいます。
狙い目はフクホーやアロー、アイアム、アスカキャッシング、フタバなどと言ったところ。
こういった中小タイプの消費者金融もスピード審査を売りとしている借入先が多くあります。
うまくいけば即日融資も可能としますので、なるべく早い時間帯に申し込みを済ませることがスピード借り入れの鍵となります。
まとめ
このように、ブラックリストに載ってもお金を借り入れできる金融機関はいくつかあります。
しかしブラックの方が借り入れする上で気をつけなければいけないこと、それは再度ブラックになるような行為を繰り返さない、ということです。
債務整理を経験されている方は理解があると思いますが、手続きに時間を要し、弁護士の代金も馬鹿になりません。
新たな借り入れを行うのは良いのですが、無計画な借り入れや返済金の延滞などは言語道断。
絶対に行わないよう十分注意しましょう。