借金というものは当然返済しなければいけません。
借金の返済はどういう風にしていけばいいのでしょうか。
そしてもし返済できないとどうなるのでしょうか。
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借金をする際には金利に注意
銀行の金利に比べ、消費者金融の金利は高めに設定されています。
銀行の金利の上限が約15%となっており、借入額にもよりますが、消費者金融の金利の上限は約18%となっています。
それだけ金利が高いということは当然借金が長引けば返済する額も大きくなるのです。
消費者金融の場合、ほとんどが残高スライド方式と呼ばれる返済方法を採用しています。
残高スライド方式は借入額に応じて月の返済金額が変動するため、返済額が多ければ月の返済額も多くなり、逆に借入額が少なくなると返済額も少なくなります。
そのため、残高スライド方式は元金が減りにくく、長期的な返済になります。
金利が高めに設定されている消費者金融では自分で計画的に返済をしていかないとなかなか元金を減らすことができません。
返済シミュレーションで返済計画を
計画的な返済をするために返済シミュレーションをしてみましょう。
多くの貸金業者は自社のサイトやアプリに返済シミュレーターを設置しています。
返済シミュレーターは借入額を入力し、月の返済額や返済期間を計算するシステムです。
自力では金利の計算ができなくとも、これを使えば借金の返済計画を立てることができます。
借入額と期間を入力し毎月の返済額を計算するものや、借入額と月々の返済額を入力して返済期間を計算するものがあります。
借金を計画的に返済するために、まず借り入れる前に計算してみましょう。
おまとめローンで借金の一本化をしよう
複数の業者から借金をしている場合、借金を一本化するおまとめローンがオススメです。
おまとめローンというのは、複数の業者からの借金を一社がすべて担うということです。
一本化することで借金が明瞭化し、また金利が安くなることもあります。
プロミスやアイフルなどの大手業者もおまとめローンを販売しています。
おまとめローンを利用すれば、借金が複数あり総額がよくわからず返済できないなんていうことを防ぐことができるのでおすすめです。
おまとめローンには大きく二つの種類があります。
一つは返済専用のおまとめローン。
プロミスやアイフルのおまとめローンはこれで、一本化してくれるかわりに追加で融資を受けることができません。
一方楽天銀行のようなおまとめローンは、利用用途自由の“実質的”おまとめローンです。
つまり、おまとめローン専用ではありませんが、何に使っても構わないのでおまとめローンとして使うことが出来るのです。
もしまだ追加で融資を受ける可能性があるならば、後者のような商品を選びましょう。
ブラックリストという存在
もし借金の返済が滞ってしまうとブラックリストに載せられてしまいます。
このブラックリストというのは信用情報機関で共有され、一度ブラックリストに載ると約7年間はこの情報が消えません。
ブラックリストに載っている間はローンが組めず、また融資を受けることもできません。
しかし借金が返済出来なかったからといって、いきなりブラックリストに載るわけではありません。
借金を三か月滞納すると確実にブラックリストに載ってしまいます。
もし返済が少し遅れてしまいそうな時は業者に連絡を入れましょう。
法律家の力を借りよう
どうしても自力で借金を返済することが出来ない場合は債務整理をしましょう。
債務整理とは法律家に相談することで、過払い金返還請求、任意整理、自己破産、個人再生の四つの手段があります。
過払い金請求とは今まで払いすぎていた金利分の返還手続きをとることです。
任意整理とは法律家が返済額や返済方法を直接業者と交渉することです。
これにより、今よりもよい条件、現実的な条件で返済をすることが可能になります。
自己破産は裁判所に申し立て、借金を帳消しにしてもらうことです。
ただしただ帳消しにしてもらうわけではありません。まず返済不可能と判断されないと自己破産をすることはできません。
そして確実にブラックリスト入りし、資産は手放すことになります。
また自己破産をすると就くことのできない職業もあります。
自己破産は最終手段だと思いましょう。
個人再生は裁判所に申し立て、借金の減額してもらうことです。
任意整理と違うのはまずブラックリストに載ります。
しかし自己破産のように資産を手放す必要はありません。
任意整理と自己破産の中間のようなもの、と思えばいいでしょう。
もし借金を返済できなくなってしまったら債務整理をし、法律家の力を借りて借金を返済、または破産申告するしかありません。
計画的な借金を
まずは返済のことを念頭に置いて借金をしましょう。
借金というのは返済ありきです。計画的に借金をし、計画的に返済をする。
やむを得ない借金の場合でも、自身の信用情報を傷つけないようにしましょう。