最近の闇金は一昔前のドラマのように一目見て分かるものではありません。
正規の貸金業者を装って、巧みに騙そうとするのでお金を借りる際には注意が必要です。
今回はぜひ気をつけていただきたい、「ソフト闇金」の実態についてご紹介いたします。
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ソフト闇金とは?
ソフト闇金とは、接客態度も丁寧で、正規の貸金業者を装った悪徳業者です。
違法な金利で融資を行っていることが殆どで、一度ソフト闇金からお金を借りると、なかなか抜け出せなくなるのも特徴です。
一見すると、法定金利内で融資を行っているように見えても、利益は暴力団など更に大きな集団の資金に繋がっているので、ソフト闇金からお金を借りることがないように注意しましょう。
ソフト闇金はどうやって見分ける?
ソフト闇金は大抵ブラックリストに登録されるなどして、正規の貸金業者からお金を借りることが出来なくなった人たちをターゲットにしています。
ブラックリストの方でも歓迎と宣伝している業者は、ほぼ闇金であると判断していいでしょう。
消費者金融など正規の業者であれば、貸金業の登録番号などサイトに記載しているので、登録番号を聞いて確認してみるのも有効です。
法律によって、貸金業者は誤解を招かぬよう、実質年率で金利を表示するのが義務付けられているので、月利や日割りで金利を表示している業者も闇金である可能性が高いです。
お金を借りるとどうなるの?
ソフト闇金からお金を借りると、違法な金利で返済を強いられるようになります。
「1万円を借りて、一カ月後の利息は3000円」
と聞くと、そこまで違法な金利であるように感じないかもしれませんが、年間で計算してみると、おおよそ一年後には71万1973円にまで債務は跳ね上がります。
実質年率に置き換えると7000%を超える暴利となっており、法定金利の350倍というあり得ない金利なのです。
そんな金利でお金を借りると、あっという間に利息さえ支払えなくなり、生活の中心がすべて借金の返済になってしまいます。
最初の頃は優しかったソフト闇金も、返済が滞ればすぐに厳しい取り立てが始まります。
ソフト闇金からお金を借りると人生すべてを狂わせられるのでご注意ください。
お金を借りてしまった場合には?
ソフト闇金からお金を借りてしまった場合には、すぐに弁護士へと相談しましょう。
違法な貸金業者からの借金は返済する義務はありません。
弁護士が間に入って交渉することで、取り立てを止めることが出来るだけでなく、借金自体を帳消しに出来るのです。
弁護士へと相談すると、報復されるのではと心配する方も多いですが、違法な貸金業者は警察からの摘発を避けるために、すぐ姿を消すので過剰に心配する必要はありません。
劇場型詐欺の手口にご注意を
ソフト闇金からお金を借りると、弁護士と名乗る人物から相手が違法な貸金業者であると、電話がかかってくることがあります。
弁護士はその後、相手の業者と交渉すると言い出し、現時点での借金を支払いさえすれば、今後の利息はカットできるようにした、と返済を急ぐように仕向けるのです。
もちろん、電話を掛けてきた弁護士もソフト闇金の仲間で、返済が滞り始めた顧客をターゲットにして、確実にお金を回収しようと一芝居うつのです。
毎日闇金からの取り立てにおびえている方からすると、弁護士が味方になってくれるというのは心強いものですが、他の悪徳業者から借金してでも返済するように急かすなど、やっていることは闇金と全く同じなので、心当たりのある方は気をつけなければなりません。
ソフト闇金はキャッシングに詳しくなければ、見分けることは難しいでしょう。
そのため、お金を借りる際には、事前にキャッシングに関する知識を集めることをおすすめします。