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【は】
<灰色金利>
グレーゾーン金利と呼ばれているもの。利息制限法で定められている金利以上の設定を行うにも関わらず、法律で罰せられる29.2パーセント以上の金利を取らないことから、みなし弁財として消費者金融などが設定していたが、現在、貸金業法と利息制限法の改正によって、灰色金利は法律で禁止されている。グレーゾーン金融と同義。
<ハウスカード>
クレジットカードなどの中で、発行した企業や店舗のみで利用できるもの。大手百貨店などが発行しているのは多くがハウスカードとされているが、国際ブランドと提携し、場所を問わずに利用できるものも増えていることから、発行した企業のみでの利用が可能なハウスカードは、インハウスカードと分別されることが多い。
<配偶者貸付>
総量規制では、個人年収の3分の1までという規定があるが、例外的に配偶者との年収を合算した金額の3分の1までの借り入れを行うことを可能としている貸付制度のこと。貸金業法の場合は個人の3分の1までの適用になるが、配偶者貸し付けを許可された企業であれば、配偶者に収入があれば、その配偶者の年収の3分の1までの借り入れが可能になることから、専業主婦などが利用する際に多く適用されている。類義語に収入合算がある。
<破産>
債務整理の一つ。債務がある者が経済的に困難な状況、債務の履行が難しくなったときに所有している資産などを換金し、債権者に弁済を行うための手段。裁判所の判断で行われる手続きで、官報などには記載されるため、この情報は公開される。類義語に自己破産などがある。
<破産債権>
破産宣告を受けた本人に、所有している資産の請求を行う権利。破産手続きを行わない限りは行使されることはなく、破産手続きで届け出を出して確定すると、破産財団から配当を受け取る権利が生まれる。自己破産などで利用される手続きの一環で利用される権利。
<バルーン返済>
ローンの返済で、設定した返済期限を基準として算出した返済金額を支払い、最終約定日に残金を一気に支払う返済のこと。最初の負担が少ない分、最後に支払うお金が大きく膨らむことから、バルーン返済と呼ばれている。住宅ローンなどの場合、一定期間後に収入が大きくなることが見込まれている子借り入れ主が取る返済方法。テールヘビーとも呼ばれる。
<販売信用>
販売が伴って行われる信用システムのこと。クレジットカードなどで商品を購入し、その料金を後払いにするときなどに利用される。間に店舗などが入ることから、間接金融などと呼ばれることもある。販売信用では商品の購入があるが、消費者金融などの場合は、お金の貸付を行う。クレジットと同義。
<反復ローン>
一定の与信枠内で、自由に借り入れ、返済をできるもの。カードローンなどに多いもので、限度額内の借り入れ、返済を自由にするというもの。リボルビングローンなどとも言われることも多い。クレジットカードの返済でも利用されるもので、リボルビング返済など、毎月定額の返済を行う方法などもある。ミニマムペイメントと同義。
<バンクカード>
銀行が発行するカードの総称。キャッシュカードやカードローンなどのカードのことで、クレジットカードやデビットカードなども含まれているもの。日本の場合、銀行が発行しているクレジットカードなどの意味と別に、銀行系カードローンなどの指す場合も多い。
【ひ】
<非割賦払い>
一括返済のこと。借金などを約定日に一回の返済で完済する返済方法で、クレジットカードなどの一回払いなどが非割賦払いである。対義語に割賦払いがある。
<非対面販売>
店頭などで店員と対面を行わずに販売を行うもの。インターネットショップやテレフォンショップなどの利用で買い物をする場合などに利用される。この場合、クレジットカードの利用にサインが求められることはない。
<非提携ローン>
ローン利用者が直接、銀行、信用金庫、信用組合、労働金庫などに融資を申し込んで、融資を受けるローンのこと。金融機関の視点から見ると、プロパー融資というが、同義。
<表面金利>
ローン契約時に、借主と貸主が約定した金利のこと。一般的には契約書に明記される金利のことを言うが、住宅ローンなどの場合、保証料金や保険料などが別途かかるケースもあるため、トータルコストを考える際には、契約前に別途かかる金額の確認が必要。
【ふ】
<複利・複利効果>
利息計算のため、元金を1と考えた場合に元利合計金額を利率と期間に応じて提示すること。利息に対して利息が発生することから、雪だるま式に債務が膨れてしまうことを複利効果という。対義語に単利がある。
<物上担保>
債務保全の手段のひとつ。特定のものや権利などの財産によって借金の担保を行うこと。債務者に担保として直接支配できる権利を渡すことで、借金の返済ができない場合などに、優先的に債務者の判断で担保から債務の履行ができる。抵当権や質権なども物上担保の一環。物的担保と同義。
<フリーキャッシング>
消費者金融や銀行系キャッシングなどで、利用目的の制限を設けていないローン商品のこと。禁止されている目的以外であれば、どのようなことにも融資で得たお金を利用することができるローンをさす。同義にフリーローン、多目的ローンがある。
<不良債権>
返済の遅延や貸し倒れなどで、回収できないお金の総称。貸し倒れと同義。類義語に償却債権などがある。
【へ】
<平均金利>
金融機関の貸出金利を、返済期間中の平均残高を基準とし、概算金利を算出すること。あるいは算出された金利のことをさす。全国の銀行が、融資を行う際に約束する金利の平均などの意味もある。毎月、日本銀行と全国信用金庫協会が作成、全国の銀行など金融機関に公表を行うもの。
<平均融資残高>
一定期間内の預金、融資の残高の平均額のこと。多くの場合、決算期間中の毎日の残高の合計を、期日日数で割った残高のことをさす。
<返済日>
ローン契約などを行った債務者が、返済を行う日のこと。約定日は契約書によって定められている。弁財と同義。約定日と表現することもある。
<変動金利制不動産担保ローン>
金利が一定期間で変化する住宅ローン契約のこと。その時の市場金利などに応じて定期的に利息の見直しが効くので金利が安くなると得をするが、利息が上昇した場合、未収利息のリスクも生まれる。またあらゆる住宅ローンの中でも金利が低く設定できる反面、約定期間後の金利上昇などのリスクが考えられる。変動金利型住宅ローンと同義。
【ほ】
<法定金利>
金銭消費賃借契約における、上限利息のこと。利息制限法で定められているもので、借り入れ金額(元本)によって上限金利も変わる。類義語に利息、金利などが挙げられる。
<保証債務>
保証人が、保証契約を行うことで負担する債務のこと。借金の保証人になった人が支払う債務のことをさす。本来、債務返済の義務がある者が返済を履行しない場合のみ、借金返済の義務が生じる。
<保証人>
債務者が債務不履行の場合に、債務者の代わりに債務の責任を負う人のこと。おおまかに分類すると単純保証人、連帯保証人に分かれていて、単純保証人の場合、債務者に支払いができるということを証明できた場合、債務の履行を拒否することが可能。類義語に単純保証人、連帯保証人がある。
<保証料>
住宅ローンやカードローンの契約時に、金融機関が保証人を必要としない代わりに、保証会社を通すことで発生するお金のこと。個人で保証人などを準備する必要はないが、返済期間や借り入れ金額でも料金はことなる。住宅ローンの場合、保証会社へ納入するものだが、ローン返済ができなくなったときに債務者の返済責任がなくなるのではなく、金融機関から保証会社に債務が移るだけ、となるため注意が必要。ローン保証料と同義。
<ボーナス返済>
年に2回あるボーナス月に増額した返済を行うこと。住宅ローンなどの場合には、この時期に繰り上げ返済などを行うことが多い。クレジットカードでもボーナス一括返済などがあるが、同じようにボーナス支給時に信用販売で利用したお金の支払いを行う。
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