学生ローンは、勉学に励む学生でも気軽に利用できるキャッシング・カードローンのことをいいます。
対象とする利用者を「学生」に絞っていることから一般的なカードローンと比較すると審査が甘いのではないか?と思われることが多いはずです。
確かに、学生ローンの審査は甘く、アルバイトなパートなどの低所得者でも借り入れを行うことができます。
しかし、学生・社会人にかかわらず貸金業者がキャッシングの利用者に求めるものは「返済能力」です。
借り入れを行う際、どの貸金業者も審査を行うのはこの返済能力を確かめる為。
学生ローンの対象者に当たる「学生」は果たして返済能力がある、と判断できるでしょうか?
確かに学生の中でもアルバイトやパートタイムでお金を稼いでいる方はいます。それでも社会人のように何十万と言う所得を得ているわけではありません。
つまり学生=低所得者ととらえることができます。
低所得者にお金を貸付するのは、貸し手にとってリスクが大きくなりますよね。
したがって、学生ローンは誰でも利用できるという訳ではありません。
柔軟性を含んだ審査の中にも厳しい線引きをされており、その境界線を逸脱した方は勿論審査に落とされてしまいます。
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学生ローン審査における収入の基準
社会人の場合、休日を除いて毎日働き付にして20日以上は必ず会社に出勤し仕事をします。
また、正社員として働いていれば解雇される危険度も下がりますし、賞与等特別手当があることが期待されます。
こういったことから、社会人として働いている場合は銀行や貸金業者からお金を借りやすくなります。
しかし学生の場合は、正社員として働くことができません。
週5回以上のアルバイトをして、安定した収入を得ている方もいるかもしれません。
しかし銀行系カードローンなどの場合は「学生」というだけで審査に落とされることもあります。
学生と言うだけで、しっかりとした稼ぎがあっても収入における「安定性」が認められないのです。
その点、学生ローンは収入における不安定さを容認する審査の柔軟性があります。
アルバイトやパートをしており、収入を得ている学生であれば大抵の方は学生ローンを利用することができます。
月の稼ぎが10万円程度の場合
学生は基本的にアルバイトをしてお金を稼ぎます。そのアルバイトは基本的に時給や日給によって計算されます。
時給1,000円の仕事の場合1日フルタイムで働いたとして最高額で5,000~8,000円。
また仕事によっては日給制で1日1万円と言うアルバイトもあるかもしれません。
そういった場合学生でも週に25,000万円から5万円程度稼ぐことが可能となります。
月給にすると10万円から、多い時は20万円程度稼ぐことが可能となります。
学生ローンの場合、稼ぎが月に10万円程度であっても審査に可決し借り入れを行うことが可能とされています。
もちろん社会人向けのキャッシングやカードローンはこの程度の稼ぎですと審査に落とされることが多々あります。
これを比較すると、やはり学生ローンの審査は甘いと言えるかもしれません。
学生ローンのデメリット
審査が甘く、定収入の学生でも利用可能な学生ローンですが、もちろんデメリットもあります。
それは、借入限度額が少額に設定されることです。
学生ローンはあくまで学生向けのローンとなります。いくら学生で多額の収入があったからとは言え、銀行のような多額の融資は絶対に行いません。
ほとんどの学生ローン専用業者が定めている最高限度額は50万円。
学生ローンと名のつく金融商品でこれ以上のお金を借り入れすることができません。
また、最高限度額を50万円と設定していてもほとんどの場合、限度額を10万円以内に抑えられ少額融資を強いられます。
これは学生ならでは、「若さ」故のリスクがある為です。
若い方はお金に対する意識が低く、返済を延滞したり、連絡がつかなくなったりする方が多いようです。
毎月の返済が滞り、数ヶ月滞納した場合、貸金業者は安定した回収を行うことが出来ず損害を被ることになります。
そのため、学生ローンでは限度額をあえて少額に抑え、小口での貸付に専念しているのです。
多額の借入を希望するのであれば、消費者金融に申し込むのも1つの手です。
しかし消費者金融の場合、学生がお金を借り入れできる可能性が低くなります。
なるべくなら、学生ローンの範囲内で借り入れ・返済を行い、必要以上の借り入れは自粛しましょう。
まとめ
このように、学生ローンの審査は比較的甘く行われているようです。
しかし、収入のない学生や過去に金融系のトラブルを起こしている学生は審査で落とされてしまいます。
また、審査が甘いからといって、若いうちから借り入れを行う癖をつけるのは人生にとってあまり良い事ではありません。
極力、借り入れは最低限に。
そして計画的に行うことをお勧めします。”