世の中にはカードローンやキャッシングを利用しすぎて、借金返済で首が回らないという方が何百万人といます。
あまり知られていないだけで、実は多額の借金を抱えて悩んでいると言う人は非常に多いのです。
それどころか、悩みすぎて自殺までしてしまう方もいるくらいです。
確かにお金は大切なものですが、命を奪うようなものではありません。
限界を感じたら迷わず弁護士事務所に相談し、債務整理を行うことをお勧めします。
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債務整理とは
債務整理とは、読んで字のごとく債務、すなわち借金を整理することをいいます。
借金の整理とは金利をカットしたり、債務額を減少させることを指します。
債務整理には専門的な知識が必要となり、個人では行うことは難しいため、弁護士事務所等に問い合わせをして司法書士や弁護士に託すのがおすすめです。
また、債務整理にはいくつか種類があるのでご紹介いたします。
任意整理
これは司法書士が債権者と打ち合わせをして、借入金の返済額や返済方法を決める行為です。
なるべく支払いが可能になる好条件の契約に見直す交渉をします。
任意整理は裁判所を通さずに全ての手続きを行えるため、債務整理の中で1番よく利用されています。
過去に支払っていた高金利の取引履歴がある場合は、その払い過ぎている利息分のお金を取り返し、また帰ってきたお金をそのまま返済にあてて返済額を減らすこともします。
また、手続き後の利息を無くす(又は減らす)などして分割支払いの交渉等をします。利息を減らす事は大抵可能ですが、まれに交渉が難航する場合もあります。
テレビやラジオなどで行われている債務整理の宣伝は一般的にこの任意整理をさしていると思って良いでしょう。
自己破産
自己破産とは、裁判所に「破産申立書」を提出して「免責許可」という許可を受領します。
このことにより、借り入れした全てをゼロにし、リセットすることが出来るのです。
だったら積極的にすれば良いじゃないか…と思いがちですが、自己破産はそれ程簡単に行える訳ではありません。
自己破産を行えるケースは「支払い不能」と裁判所で判断されたときだけ。返済が非常に厳しい状況で行える言わば最終手段なので、相当追い込まれていない限りはこの手続きは行えません。
債務整理の中でもかなり難しい手続きと言えるでしょう。
支払い不能という状況は借金の額や、その人の収入、物品資産等の状況などから判断されます。
自己破産をしたときのデメリットは、10年近くブラックリストに載ってしまい、新たな借り入れを行うことができないこと。
特に、借り入れしていた金融機関からは一生借り入れすることは出来ないでしょう。
個人再生
個人再生とは借金を大幅に減額できる債務整理の一つで、
減額された借入金を3年から5年かけて支払う…という債務整理です。
自己破産と違い住宅等の資産等を手放さずに手続きを進めることができます。
また家族にも影響を及ぼすことなく、手続きを進めることが可能です。
債務整理の中で任意整理と自己破産の間に位置するのがこの個人再生です。自己破産と同じように、裁判所には申し立てをするのですが、債務を抹消するわけではなく大幅な減額を行い、その債務を時間をかけても返済します。
基本的に3年間での分割支払いが終了すれば、すべての債務を返済したことになります。しかしそれが不可能な場合は5年まで期間を伸ばせます。
デメリットとしては、10年間の間はブラックリストに載せられることが挙げられます。
また、官報という国が発行する機関紙にも住所と氏名が掲載されます。
消滅時効
キャッシングやカードローン等で借り入れしたお金は5年、場合によっては10年経過することにより時効消滅が成り立ちます。
最後に借り入れした日、または最後に返済した日から5年、または10年以上経過していれば、借り入れしているお金がなくなるというわけです。
司法書士が時効援用通知を送付して事項が成り立てば、借入金は時効消滅します。
債務整理の中でも最も稀なパターンと言ってよいでしょう。
しかし、長期間借り入れしていても時効の中断があると成立しないため、現実的には難しいでしょう。
時効が成立していない場合は司法書士に依頼した債務整理の料金を請求されてしまうので、慎重に申し込みをしましょう。