約定返済とは、カードローンの契約時に決められる、毎月決められた月に決められた金額を支払う返済のことです。
毎月の約定返済さえしておけば、限度額内の金額を自由に借り入れ出来るのがカードローンのメリットですが、約定返済だけではいつまでも返済が終わらないため注意しなくてはなりません。
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約定返済はリボ払いが基本
約定返済は、業者が定めている毎月の最低返済額を支払うもので、いわゆるリボ払いといわれる返済方式がもとになっています。
一括返済であれば、10万円を借りた際には、翌月に10万円に利息をつけて返済しなくてはなりません。
【翌月一括返済で10万円を借りた場合】
10万円×実質年率18%÷365日×30日(借りた日数)=1479円
【トータル返済額】
10万1479円
年率18.0%であれば、約1479円の利息がつくことになります。
一方、リボ払いで最低返済額が1万円と設定されている場合、翌月の支払いは1万円と安く済みますが、利息は10万円分かかることになるので、支払った1万円から1479円が利息の返済に充てられ、元金は8521円しか減らないことになってしまいます。
【リボ払いで10万円を借りた場合】
10万円-(約定返済1万円-1カ月分の利息1479円)=9万1479円
【トータル返済額】
10万9185円(業者によって異なります)
リボ払いはお金に困っている時には助かるシステムですが、同じく10万円を借りた場合でも、支払う利息にはかなりの差が生まれることが分かります。
10万円であれば、まだトータルの返済額は8000円程度の差で済んでいますが、借入額が20万円や30万円に上がっていくと、返済額の差はどんどん広がっていくことを忘れてはいけません。
積極的に随時返済(任意返済)をしよう!
カードローンの利息を安く抑えるには、積極的に随時返済を行うことがおすすめです。
随時返済は業者によって任意返済とも呼ばれますが、約定返済以外に行う追加返済のことを指します。
カードローンの利息は毎月の返済日に発生するので、約定日以外に返済すれば利息分を取られることなく、直接元金を減らすことができます。
元金を減らすことが出来れば、発生する利息を減らすことができます。
発生する利息を減らすことが出来れば、約定返済で減らせる元金の額も増えるという、好循環が生まれるわけです。
少しでも経済的な余裕があるときには、積極的に随時返済を行うことで、無駄な利息を大幅に減らすことをおすすめします。
約定日はどのタイミングで設定するといい?
返済約定日を選べるキャッシング業者では、やはり給料日後に指定するといいでしょう。
口座振替で返済を行っている方であれば、返済額を多めに設定することで、トータルで支払う利息をぐっと抑えることができます。
業者によっては、返済期日を35日ごとに設定できる会社もあります。
返済期日が延びるということで、お得に感じる方もいるかもしれませんが、実際には支払う利息が増えるだけなので、よっぽどの事情がない限りは30日ごとの返済期日を設けることをおすすめします。
お金に困ったときには返済回数が多い消費者金融を!
職を失ったり、重い病気にかかったりして、収入が長期的に不安定になった方は、最大返済回数の多い消費者金融業者を選ぶことをおすすめします。
通常であれば、発生する利息が多くなるだけなので、返済を長引かせることはおすすめしませんが、本当にお金に困っている時には、リボ払いは非常に合理的なサービスなのです。
大手の消費者金融では、返済回数を36回。期間で言うと3年程度に制限している業者もありますが、中小であれば5年以上待ってくれる業者もあるので、人生の再スタートを切る時間は十分に確保されます。
また、特殊な事情で返済回数を引き延ばしたい場合には、業者へと一度相談することをおすすめします。