お金に困った学生の方におすすめなのが、学生ローンです。
学生ローンは場合によっては、銀行並みの低金利で貸し付けをしてくれるため、お金に困っている時には大変便利なのです。
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学生ローンの金利は安い?
学生ローンはお金のない学生さんにターゲットを絞っている金融商品なので、金利が低めに設定されているイメージがありますよね。
しかし、残念ながら事実はその逆。
学生ローン専用業者が設定している金利の利率は平均値で14.4%~16.8%が相場となります。
これは貸金業者や銀行の金利と比較してみても決して低い利率ではありません。
特徴としては、最低金利が非常に高いと言うことです。
大手消費者金融でも、最低金利は4.5%程度に設定しています。
学生ローンの場合、それをはるかに上回る約15%。
低金利の借り入れ先と比較した場合、年単位の利息は相当な利息差を生み出してしまいます。
学生専用ローンだからといって、金利が低めに設定されていると言う事はありません。
金利に着目して借り入れを行いたいのであれば、学生ローンは不向きな借入先に属するかもしれません。
消費者金融と比較して
学生ローンの金利は、消費者金融と比較してみてもそれほど大きな違いはありません。
消費者金融の金利相場は4.5%~18%。
上記にもしましたが学生ローンの金利相場は14.4%から16.8%です。
もちろん両者ともほとんどの場合が最高金利での借り入れからスタートします。
その時の金利の差は最大で1.2%程度。
それほど大きな差ではありません。
しかし消費者金融の中には、学生にはお金を貸し出ししない、と言う業者もあります。
無駄な審査落ちを防ぐためにも、学生の方は学生専用ローンを利用するべきでしょう。
銀行と比較してみる
銀行系カードローンの平均的な金利の相場は4%程度からスタートし、最高金利は15%程度です。
それに比べ学生ローンの金利相場は14.4%~16.8%。
最低金利でも最高金利においても銀行系カードローンの金利を上回ってしまいます。
特に大きな差があるのは最低金利。
10%以上の開きがあります。
このことからやはり学生専用ローンの金利はかなり高いと言う印象を受けてしまいます。
金利に着目した場合は銀行系カードローンに勝るものはありません。
しかし消費者金融同様、学生にお金を貸し出ししていない銀行は多く存在します。
銀行からお金を借り入れするのは社会人として働きはじめてから。
少し金利は高いかもしれませんが、学生の身分の内は学生専用ローンの範囲内で借り入れを行うようにしましょう。
金利が高くなる理由①
しかし、学生をターゲットとした「学生ローン」の金利はなぜこのようにして高めに設定されているのでしょうか。
それにはいくつか理由があります。
まず1つ目に、学生ローンの借り入れ限度額が低いことが挙げられます。
一般的な消費者金融や銀行系カードローンの借入限度額は500~1,000万円。
もちろん個人の年収や属性により限度額はこの範囲内で決まります。
しかし、学生ローンの場合借入限度額は50万円程度。
銀行や消費者金融に比べるとかなり少額設定されていることが分かります。
学生ローンが高金利に設定されている理由はこの限度額の低さにあります。
貸金業法的に、限度額が低ければ低いほど金利は高く設定して良いことになります。
10万円未満の場合は20%、10万円以上~100万円未満の場合は18%、100万円以上は15%と定められています。
学生ローンの限度額は50万円。
という事はやはり18%に近い金利設定をしなければ、経営上ローン会社の利益が確保できません。
学生ローンを専門に扱う業者も商売として貸金業を営んでいます。利益を得られなければ会社は潰れてしまいますので、少額の限度額に対する高金利は仕方のないことなのです。
金利が高くなる理由②
学生ローンの金利が高くなるもう一つの理由は、対象とする年齢層の若さです。
若い方と言うのは、社会的一般常識に欠ける部分も正直あります。
20歳以上の学生においても、精神面やモラルにおいてはまだまだ大人のレベルに足していない人も多くいるわけです。
そんな方にお金を貸した場合、返済が遅れたり、何ヶ月も借金を滞納したり、また最悪の場合借金自体を踏み倒す人もいます。
もちろんこれは1部の方だけで、通常皆さんモラルのある使い方をしているわけですが…。
しかしいくら1部とは言えこういったリスクを反面に背負っているのであれば、どこかに保険となる付加価値をつけなければいけません。
借金の連帯、滞納、踏み倒しは貸金業者にとっては非常に大きな損害となります。
これらの回収リスクの保険としても学生ローンは金利を高めに設定しているのです。
まとめ
このように、学生ローンの金利は決して低くありません。
金利に着目するのであれば銀行系カードローンのほうがよほど低金利でお得な借り入れを行うことができます。
しかし限度額の少額設定や商品ターゲットが若年層だということから、どうしても金利が高くなってしまうのは仕方のないことです。
学生ローンを利用するのであれば、ある程度の高金利を覚悟しながら利用するべきでしょう。